サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方ー正田圭

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ツイッターのタイムラインで見かけた本です。

同時期に「起業の科学」という本も話題になり購入したのですがまだ読破できず…

起業の科学はまた読み終わり次第レビューします。

 

私自身、起業をしたいと考えているものの、いざ登記をしたら、、、の先が未知の領域で一体何が起こるのかさっぱり何もわかっていない状態です。

 

この本ではサクッと起業してサクッと売却する

つまりM&Aを勧めています

huluで見た海外ドラマ、シリコンバレーでは自分の会社を売却した人物が最後まで事業の成長を見届けることができなかった…と我が子を失ったように悲しんでいたのでそのドラマのイメージから売却は良いものではない。と思っていました。

 

しかし、著者は売却することで本当は3年後、5年後得られる資金を売却時に得ることができる→その数年を先取りできる→数年分長生きできると解説を進めていきます。

 

また、連続起業は「強くてニューゲーム」だという。

一度起業して売却することができれば、次の新規事業はゼロからのスタートではなく、以前の人脈や信頼を引き継ぐことができ、1回目の起業より楽ができる。これを「強くてニューゲーム」とゲームで例えていました。

 

さらに、新規事業を考え始める時期はあまりニッチに攻めすぎないこと。と記載がありました。

これは並行して読んでいた「起業の科学」ではスタートアップはニッチな分野から攻めようと書いてあったので違和感を感じました。

しかし、言っていることが全く真逆なのではなく、正田さんの場合、まずはざっくりでいいんだと最初の最初の時期の話をしているのだと気付きました。

ざっくりと「こういうことしたいな〜」からいろんな人との会話で内容を深めて方向性を決めて行く。

正田さんは最初からニッチな方向で定めてしまうと方向性を間違っていた時のピボット(軌道修正)が難しくなるという意味で初めはざっくりとでいい、とおっしゃっているのだと感じました。

 

結局は新規事業の作り上げ方には定石があるのだとこの2冊を読んで感じ、起業をするのであれば今後はその型を学んで行く必要がありますね。

 

メルカリの山田代表などみなさんも知っているような人を例えに話が進んでいき、スラスラと読み終えました。起業って難しいことだと思っている人に読んでもらいたい本です。

 

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