超訳 君主論ー許成準
君主論を読みおわった。
と母に言うと、また難しい本読んどんねぇ〜と帰ってきた
が、
君主(リーダー)として必要な力、考え方をひとつずつ現代ビジネス(スティーブジョブズやソニー等)に例えて解説してあったので簡単に読めた。前記事の戦略読書より読みやすい!
しかし、前半部分は実際に部下がいる人、リーダーシップを発揮する立場にある人には実践の場があり良いが、まだ部下を持っていない私には早かったなーと。逆に言えば再現性の高い具体的な内容が前半には書いてある。また後輩ができた時に読みなおしたい。
本書の君主論の一つである「大衆の支持を受けろ」や「迷ったら弱きに味方する」という考えからフランス革命や現在の民主主義を連想した。力は弱くとも数が集まれば君主を上回る強い力になる出来事が歴史上には沢山…
過去から学ぶことはやはり多いなーと古典の偉大さを実感(過去の偉人の模倣の重要性も本書で記載してあった)。今後歴史書にも手を出して行きたい。
そしてちょうどタイムリーに全くこの本と関係のない人から「戦う勇気を持たなきゃこれからダメだよ」とアドバイスを受けていた。私は争いを避ける性格ゆえ、グッと自分の中で反論を我慢して表向き笑顔でいる事が多かった。
本書では良きリーダーになるには2面性、善と悪両方を持ち合わせていなければならないと記されている。私はよく優しい、母のようだ、とイメージは好印象で、人を教育する際には出来るだけ相手が不快に思わぬよう細心の注意を払いながら指導をする。
でも…優しいだけではダメなのだ…!
アメとムチという言葉があるように私は今後良きリーダーになるにはムチを携えなければならないと課題発見!愛情より恐怖のほうが君主と部下の関係は強く結びつき、恐れられ、部下はまとまりやすい。そして愛されることは相手の判断によるが恐れを感じさせるのは君主の選択に委ねられる。恐れはコントロール可能なのだ。
なぜ北朝鮮の政治が続いてるのかというとこのアメとムチ使い方が上手いらしい。なるほど…
実際に部下がいる人やこれから出来る予定の人にはちょうどいいタイミングの本だと思う。
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