インベスターZ-三田紀房

[三田紀房]のインベスターZ(1)

 

ちょこちょこTwitterで画像が出回ってる「インベスターZ」を読んでみました。

今までは人からのおすすめで本を選んでたけどなんだかんだ今年初?自分でこれ読も~ってなった本(漫画)ですね。

 

友人が麻雀はええぞぉ~と言っていてこの漫画も麻雀漫画だと思って読み始めたのですが、違って(笑)

投資のドラゴン桜といったところでしょうか

 

中高一貫校の北海道の道塾学園で密かに行われている3000億の運用!!

しかもそれが学生によって行われているという…!!

運用している投資部には各学年の首席入学者がメンバーとして選ばれます。

 

この作品の主人公は新中学1年として入学してきた財前考史

彼は全くの投資初心者、麻雀初心者なのだが天才的成長を遂げて21巻までストーリーを繰り広げます。

 

これがただの初心者の成長ストーリーではなく、読みながら投資、株やFX、そして企業について理解が深まります。

 

この作品を読んでから、こんなにも生活のすぐ近くに世界に誇る日本企業の製品があるのか…!!と驚き、日本の将来が明るく感じました。

 

そしてこの漫画はこれから就職を控えている学生さんにもおすすめ。

やはり自分の大切な資金を投資するわけなので企業研究が徹底していて、その研究のやり方まで載っている、さらには就活の極意まで載ってるレベル。

 

インベスターZを読んでから四季報という企業の情報が載っている本の存在を知って今日本屋さんでちらっと立ち読みしてきたのですが、おもしろい!!!知っている企業が沢山載っていて読み物として面白そうだ~と大興奮でした。作中に出てくる四季報好きの男の子の気持ちがわかります(笑)

 

そして読み始めてからお金に対する感覚が変わったのを感じます。

初めは私も作中に出てくるように貯金が一番とかお金は汚いとか金儲けに対して良いイメージがありませんでしたがこの考えが戦争を境に植え付けられた感覚で日本人は元来投資が得意な人種だったそうです。なるほど~

 

社会人は生活を取り巻く企業について知っていて当たり前というか知っててほしいし、お金の仕組みについてもしっかりとした見解を持っていればもっともっと日本は活発な国になるのではないかと期待の持てる漫画でした。

 

これはみんなにお勧めしたい良本。

 

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%99%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BCZ-1-%E4%B8%89%E7%94%B0%E7%B4%80%E6%88%BF-ebook/dp/B00F4PDB3E

幼年期の終わり-アーサー・C・クラーク

「幼年期の終わり」の画像検索結果

 

以前の記事で紹介した「戦略読書」でめちゃくちゃ筆者が推してた

幼年期の終わり

 

めっちゃストーリー長いし、あらすじや登場人物一切なしにストーリーが繰り広げられ場面もコロコロ変わるので難しい本でした。

 

難しいのですが、いつもどこか頭の片隅にある。

そんな不思議な本でした。

 

今回私がこの本を読破できたのは画面読み上げ機能のおかげですね。

iPhoneだと

設定 ➡ 一般 ➡ アクセシビリティ ➡ スピーチ(上から5段目) ➡ 画面の読み上げをオンにします

 

そうすると使用する際には指2本を使って画面を上から下にスワイプするだけで画面読み上げ機能が立ち上がります

 

速さもカメとウサギで調節できるので便利でした。

自己啓発本なら使えそう、小説じゃ無理かな。という声もいくつかあったのですが、この幼年期の終わりが宇宙人を題材にしてるからか、一応小説ですがあのデジタルな音声での読み上げでも苦なく読めました。

 

この作品はジェットコースターのように波乱万丈めちゃ盛り上がる!!!

といった仕様ではなく、読み終わってからの日々の生活の中でじわじわと来ます。

 

つい先日2週間ほど日中地下室で作業をしていて

2週間ぶりに日中外に出て、日光を浴びた時、

オーバーロード(宇宙人)の母星に密航したジャンがその星の博物館らしきところで感じた日光、太陽のすばらしさはこんな感じだったんだろうな・・・と思いました。

 

結末は寂しく、もう一度読み直して理解を深めたい。そう思った作品でした。

難しい作品ですが、ぜひこの地球で生きる人間としていろいろなことが当たり前に思って感度が鈍らないようみんなに読んでほしいです。

 

 

https://www.amazon.co.jp/%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8A-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC-C-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF-ebook/dp/B00APBGAXK/ref=sr_1_cc_1?s=aps&ie=UTF8&qid=1520429938&sr=1-1-catcorr&keywords=%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A

いつか別れる。でもそれは今日ではないーF

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 友人の勧めで今度はこちらの本を。

今年に入って初の恋愛本

 

作者はFさん

男性なのか女性なのかも定かではなく始まりはTwitterの投稿から派生して執筆することになったそうです。

 

正直言ってこういったエッセイものや恋愛もの、そして恋愛小説はありきたりで面白くない(なにかと死にがち)ので避けてたのですが、この本は痛快(笑)

 

「例えばリリーフランキーさんに今夜誘われたら急いで毛の処理して向かう」

といったようにクッソwwwと笑ってしまう、けどわかる~~な表現が多々見受けられました。

 

なによりグサっときたのは都合のいい女、都合の悪い女の違い

私はプライベートでは悉くダメ男にひっかかっておりまして、読みながら「あぁ、私やん、、、あああwwwwwこれも私wwwヒィ...」

心労計り知れない...

あ、そういえばこの本を読んだ日の夜「潜在的に心が傷ついている状態です」という夢占いの結果の夢を見ました(笑)どんだけ傷ついてんだよ私w

 

この本を紹介してくれた友人は恋愛で悩んだことがあったらこの本を読み、バイブルと崇めてました。

 

私の意見としては「あぁ、こんな風に考える人もいるんだな」という恋愛観でした。

随所随所で「確かに。」と的を得た格言があったので一読の価値はあるかと。(とくに都合のいい女の皆さん)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B071RBZPMH/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

ルビンの壺が割れたー宿野かほるー

 

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普段本を読まないような人までInstagramに「最後のどんでん返し、裏切られた感…」と投稿してた上に書店でも大きく取り扱ってたから気になって久しぶりに小説に手を出しました。

 

読み終わったら誰かに話したくなる

という感想も書いてあったので

友人と同時に読書スタート!!

読み終わったら感想言い合おうー!って

 

ストーリーの形式は

水谷君が美帆子さんへ向けてメッセンジャーで何通かメッセージを送り、それに対して美帆子さんが返信をする

 

そうやって大学時代を懐かしみ回想しながら話が進んでいきます。

 

初めはどのレビューにも多いのですが、気味が悪い、絶妙な怖さがあるらしいのですが、

絶妙な怖さはあまり私は感じなくて、こいつ(水谷君)ストーカーなん?とか2人の間になんかあったっぽいな…でもそれがわからんけんしっくりこない…と言う感覚。

 

読み進めて行くと優子(水谷の血の繋がってない妹)が出てきたあたりから「キモッ」という感情が(笑)

 

まあ結局この本の感想を簡潔に話すと「キモい」なんですが、キモさを感じるのは優子以外にもまだまだあります。

 

嫌悪感?というキモさかな。

感情移入が出来ません。

 

友人とも話してたのは

伏線引いてなさすぎwwって感想

後半数ページで真実がダダーッと打ち明けられます。大事なこと衝撃的なことが1行でサラッと書いてあったりするから、ええ??おえ???としっかり反応できずシュパッと通り過ぎてく感じ。

今回はkindleの読み上げ機能を使ったので私が止めない限りどんどん話が進んでく状態でした(笑)

 

伏線の回収が無かったのは残念だったかなー

(伊坂幸太郎さんの作品は伏線の回収が上手い)

 

総合的に人にオススメするかと言われたら

オススメしない本です

別に読まなくてもいいかな

 

ただタイトルのルビンの壺は

壺に見えるようで人が向き合ってる

という見方によって見えるものが変わってくるそうなのでこの作品も全ての真相を知った上で2度目読むと違う側面が見えるのかも…

 

風の谷のナウシカー宮崎駿

着々と今月は本を読み進めてます。

 

前々から映画のナウシカは原作の1巻レベル。なんて話を聞いていて気になったので購入。

 

まあ面白くなかったらメルカリで売ればいいか。と今思えばなんたるご無礼🙏

読み終えて「これは家宝や…」と考えを改めるほど素晴らしい作品でした。

 

 

 

 

約1000年前、巨神兵による火の7日間によって国や村は滅び毒臭気が漂う腐海が広がっていた。

 

風の谷は海から吹く風によってかろうじてその腐海の毒気を流れていた小さな国だった。

 

風の谷の王の11人の子供のうちたった1人生き残っていたのがナウシカという男勝りな女の子。

 

彼女は風を読み、命あるものと対話できる不思議な力を持っていた。(当の本人は不思議がってない)

 

ある日ナウシカ腐海に行くと「コロス…コロス…」と声が聞こえて、誰かが虫を殺したのだ!と気づき、虫に襲われている飛行船を助けに行った。

 

しかし、助けることはできず、その場でかすかに息をいていた女の子からお兄ちゃんにこれを渡してほしい、と丸い石のようなものを受け取った。これが物語の始まり。

 

この石を巡って国王や御子息兄妹の争いが起きてたのだ。

 

どうして腐海ができたのか、なぜ王蟲たちは南へ向かうのか、ナウシカは戦争の中で謎を紐解いて行く。

 

初めは、腐海の役割はこの世界を浄化するためだと考えていた。私たちは呪われし人種、新しい世界のため破壊が広がって行ってるのだ。そのために腐海は生まれた。と。

 

私たちは滅びなければならない。

 

そう思っていたが、違った。

 

闇ばかりではない。人間の嫉妬や妬み、苦しみの闇の部分があってこそ、希望の光が輝く。

 

私は以前から人間は醜い生き物だし、特に、目が体の中で1番不気味なものだと思ってました。

こんな世界で生きてるくらいなら死んだほうがマシと私利私欲が渦巻く世界を見て思ったことがあります。

 

しかしそこで、ナウシカは、宮崎駿監督は、生きることを選んだのです。

 

闇があるのはそれはそれで良い。光だけでは成り立たない。二つがあってこそ人間だ。闇を携えながら私は、生きる。

 

素晴らしい。なんて素晴らしい方なんだ!!と宮崎駿監督の精神の強さを思い知った作品です。

宮崎駿監督の一貫した想いが投影されてるので他の作品(ハウルの動く城など)と通じるものがありました。

 

漫画を読み終えたので原作と全然違うらしい映画のナウシカをもう一度見てみようかなと思います。

あなたのことはそれほどーいくえみ綾

 

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以前ドラマ化もされた不倫漫画

不倫といえば「昼顔」な印象があって読み始めたんだけど……

 

主人公の三都!!!!!一般女性とかけ離れた思い込みの激しさに全然感情移入出来なかった😂

小中大好きだった有島くんと偶然再会したことを運命だというし、まず在学中に有島くんに無視されてんのに好きでい続けるって…笑

有島くんの子供の写真を見ても「かわいいー♡」ではなく「全然可愛くない」とお世辞なしのストレート(笑)

 

早々に旦那に不倫バレてしまうものの、その旦那もちょっとおかしいし(笑)

不倫をしてるみっちゃん(三都)も好き。有島くんとの子供でも自分の子供のように育てるよ!って…

怖いです。愛の暴力、まさに。

 

ドラマ放送中も「感情移入出来ないけど見入っちゃう」と話題でした。

 

そして有島くんの奥さん、美麗さんの旦那が浮気をしたときの対応が、有島くんの立場からすると怖い(笑)浮気された時は見習おうと思いました🙏

有島くんの浮気を知っていながら、いつもありがとう、私を選んでくれてありがとう。と感謝しまくる。そして淡々と浮気の証拠、事実を述べるだけ。決して責めない。

見習おうといったものの、最愛の人が浮気をしたと知った時、私は取り乱さずにこんな淡々と語れるのでしょうか…

 

気になった方はこちらからどうぞ、全6巻です。

酷い漫画です(褒め言葉)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B010N96BU0/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

 

 

 

超訳 君主論ー許成準

 

 

君主論を読みおわった。

と母に言うと、また難しい本読んどんねぇ〜と帰ってきた

が、

 

君主(リーダー)として必要な力、考え方をひとつずつ現代ビジネス(スティーブジョブズソニー等)に例えて解説してあったので簡単に読めた。前記事の戦略読書より読みやすい!

 

しかし、前半部分は実際に部下がいる人、リーダーシップを発揮する立場にある人には実践の場があり良いが、まだ部下を持っていない私には早かったなーと。逆に言えば再現性の高い具体的な内容が前半には書いてある。また後輩ができた時に読みなおしたい。

 

 

 

本書の君主論の一つである「大衆の支持を受けろ」や「迷ったら弱きに味方する」という考えからフランス革命や現在の民主主義を連想した。力は弱くとも数が集まれば君主を上回る強い力になる出来事が歴史上には沢山…

 

過去から学ぶことはやはり多いなーと古典の偉大さを実感(過去の偉人の模倣の重要性も本書で記載してあった)。今後歴史書にも手を出して行きたい。

 

 

 

 

そしてちょうどタイムリーに全くこの本と関係のない人から「戦う勇気を持たなきゃこれからダメだよ」とアドバイスを受けていた。私は争いを避ける性格ゆえ、グッと自分の中で反論を我慢して表向き笑顔でいる事が多かった。

 

本書では良きリーダーになるには2面性、善と悪両方を持ち合わせていなければならないと記されている。私はよく優しい、母のようだ、とイメージは好印象で、人を教育する際には出来るだけ相手が不快に思わぬよう細心の注意を払いながら指導をする。

 

でも…優しいだけではダメなのだ…!

アメとムチという言葉があるように私は今後良きリーダーになるにはムチを携えなければならないと課題発見!愛情より恐怖のほうが君主と部下の関係は強く結びつき、恐れられ、部下はまとまりやすい。そして愛されることは相手の判断によるが恐れを感じさせるのは君主の選択に委ねられる。恐れはコントロール可能なのだ。

 

なぜ北朝鮮の政治が続いてるのかというとこのアメとムチ使い方が上手いらしい。なるほど…

 

実際に部下がいる人やこれから出来る予定の人にはちょうどいいタイミングの本だと思う。

読んでみたい方はこちらをどうぞ。Kindle版ちょっと安いです…!

 

 

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https://www.amazon.co.jp/dp/B00KBSI5YY/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1